弁天橋通りに出来た鬼にぼで中華そばを食べました。
700円。
元肉ばか、現しゃがらの向かい辺りにできました。おこじょの元社長のお店。
12時半過ぎでしたが、8割くらいは席が埋まっていました。
聡明なフロア担当の方が入り口をくぐると券売機を指示してくれるので入って左手の券売機で買います。券売機は回転寿司や居酒屋のタブレットみたいなインターフェイスで最後に決定だか発券を押します。極稀に券売機のボタンを押した後に別のボタンが目に入って、あっちにしたかった、みたいな事があるので、こういった券売機もよさそうです。
メニューは中華そば、鬼MORI醤油、鬼MORI味噌、などありますが、この日は中華そばくらいだけみたいな紙が入り口に貼ってありましたので、素直に中華そばを。
おこじょに行った時もフロアの方が適切に案内していましたが、ここでも明確なわかりやすい接客をしていました。こういった方がフロアにいると社長も助かるでしょう。
食券を渡すと背脂の量を聞かれたので普通にしてもらいました。壁に貼った紙には5段階以上あったような気がします。
席はカウンター代わりの大きなテーブルと、小上がり。小上がりは2人でちょうどよさそうな大きさですが、3人でもそこに案内されるようです。団体には居心地が悪そうですが、回転がよくなりそうなのでラーメン店としては正解なのかもしれません。今の所はオープンから間もないので入っていると思いますが、今後は3名、4名の家族連れが続くのか気になるところ。
というわけで、少し待ってラーメン登場。
チャーシュー、玉ねぎ、青菜、メンマ。
麺は平打じゃない太麺でいわゆる燕三条系では珍しいような気がします。うどんを中華麺にしたような食感。燕三条系よりも中華麺要素が強いので、好みは分かれそうですが、太麺好きなら一つの理想に近いんじゃないかと思います。鬼MORIというのが豚骨ベースだそうで、この麺との組み合わせだと中華そばよりもそっちがメインになるのかもしれません。
チャーシューはぱっと見で普通ですが、適当に切ったら分厚くなっちゃった、みたいな感じでこれはらしい。かなり分厚かったです。
スープは店名の「鬼にぼ」からイメージするものとは程遠いもので、癖のないもの。関屋福来亭の油の効かせ方を変えて、食べやすくしたような感じ。
厨房から元社長の声が聞こえますが、ごちゃごちゃとくどいくらい要素を重ねるのが好きなのかなぁと思いましたが、バランス重視でも上手く作るものです。
スープや麺、盛り付けはオールドスクールな燕三条系を求める人向けではありません。ただ、ラーメンとしてしっかりと出来ていますし、味もいい。
食べやすい、物足りない、どちらの意見もありそうです。癖の強い燕三条系を求める方にはハズレでしょう。恐らく、癖の強いものを求める方は鬼MORIをどうぞ、ということだと思われます。
鬼MORIが安定供給されたら食べに行こうと思います。