新潟でのことブログ

ラーメンは食べ物

生姜ラーメンと肉

最近はほとんどラーメンを食べていないのですが、新津の粋翔で食べた肉ジンジャー?が印象深かったので。
醤油と味噌があり、醤油が基本だろうと思い醤油を注文。
ラーメンを待つ間、他の客の注文を聞いているとかなりバラけているようです。看板メニューがないとみるか、何を食べても外れがないと見るか。

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見た目は大量の肉を載せただけの雑なラーメンですが、食べてみたらそうじゃない。
スープは何か入れ忘れたのかと思うくらいに、拍子抜けするくらいにスッキリとしたもの。肉とラーメンを分離するかのような、スッキリとしたスープが主張です。
昨今の(昨今どろこか恐らくここ20年くらい)ラーメンは要素を重ねていくのがセオリーですが、そのセオリーは無視して肉をメインに据えたラーメンになっています。
よくあるラーメンをワンプレートとするなら、このラーメンは定食に仕立てたような主張です。
肉とスープと麺とご飯の定食です。
要素を重ねてゴテゴテとしたラーメンはどうしても主題が隠れてしまいます。隠れるというよりもラーメン全体が主題なのでしょう。
しかしこのラーメンは違います。
主張が隠れないように(恐らくあえて)シンプルにすることで独立させ明確にしています。
勇気がありますし、主張を明確にするからには自信があるのでしょう。
(十分に美味しいけれど)めちゃめちゃ美味しいというわけではありませんが、これほどまでに自信満々で主張を感じさせるラーメンは初めてで、驚きました。
素晴らしいラーメンです。


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で、味噌もあるので食べてみました。
一般的?にはあっさりの醤油ラーメンはあっても、あっさりの味噌ラーメンはありません。もちろん、存在しないわけではありませんが少ない。
どうなってるのかなと興味がありました。
結論から書くと、割と普通の味噌でした。
味そのものは普通っていうほどではありませんが、味の組み立てみたいなものが普通の味噌ラーメンです。
なので、肉がたくさん載っている味噌ラーメンみたいな感じで、醤油にあった主張はかなり弱くなってしまっています。
醤油と同じように肉の切り方が一定ではなく、厚いもの薄めのもの、斜めに切られたものなどが混ざっていて、デフォルトのチャーシューが増えるチャーシュー麺とは違い、肉で食べさせる主張は感じます。
でも醤油の方がいいと思います。

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ついでに青島チャーシューにチャーシュー100円
朱鷺メッセ横の青島ですが、確定申告だからか車も沢山止まっているし青島も混んでいました。
青島のチャーシューの量は作る方によってマチマチですが、この日はワンオペで客が絶えないせいか、やけくそみたいに沢山載っていて1000円でもお得感がありました。
ただ、チャーシューを重ねて増やすよりもほうれん草かねぎを増やした方がラーメンに合っていると思います。
その点において、粋翔の肉ジンジャーは肉を食べさせるために設計したラーメンだと確認出来ました。

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さらに、ちょび吉。
チャーシュー入りだった気がしますが、覚えていません。
こうして他と比べてみると、ちょび吉はマイペースな感じがします。また、少し古いラーメンになったとも。
古いから美味しくなくなった、というわけではありませんが、味とは無関係に少し前のラーメン感が足を引っ張っているように思いました。